

猛暑が続く夏、農作物への影響、豪雨災害など温暖化による被害はここ数年で明らかに大きくなってきています。一人で向き合うには大きすぎる問題ですが、実は、私たちにできることはたくさんあります。”地球と共にある暮らし”は、決して何かを我慢するだけではなく、豊かな喜びに溢れていると考えます。マルシェ、トーク、展示等を通して、地球規模の問題を日々の暮らしに手繰り寄せ、地球とわたしの豊かさが共にある未来へのインスピレーションとなる場を開きます。
第二回となる今回のテーマは「庭」です。
「壊れてしまったのは土地だけではない、私たちと地球の関係が壊れてしまったことの方が重要なのだ」と植物学者/北アメリカ先住民のロビン・ウォール・キマラーはいいました。気候変動が進み続ける今、私たちは大きな岐路にいます。システムチェンジを進めてCO2排出量実質ゼロの社会を目指すと同時に、壊れてしまった関係性を取り戻さなければ、地球の資源を搾取し続ける問題は解決しません。
「地球とわたしがポジティブな相互関係を結べるとしたら…」
そのインスピレーションの一つに、庭があると考えます。ここでいう「庭」は人間中心的な、観賞するものではなく、他者や生命との相互関係をもとにした「庭」です。
例えば、庭に野菜を一つ植えたとする。それだけで、虫がやってきたり、土に飛んできた種から何かが生えたりする。日々水やりをし、枯れている葉があれば取ってあげる。それはごくごく小さな関わりですが、それだけで、雨や気温の変化が自分だけのものではなくなる。虫がありがたい存在になったりする。庭から地球へと意識が伸びていくのを感じることができるのではないでしょうか。
生活に側した実践的な場である「庭」から、見えなくなってしまった相互作用を可視化し、地球とわたしの関係性を修復する。それは、「自然」をどこか遠くに求めるのではなく、小さな自然を日々の営みの中に置くことで、より大きな自然への眼差しや想像力を変えていく試みでもあります。
イベント全体を一つの庭と捉え、ここでの交わりが、地球とわたしが共に豊かである未来へのインスピレーションとなり、それぞれの日々へと浸透していく。そんな1日になることを願っています。
開催概要
タイトル:地球のため わたしのため
日時:2025年9月13日(土)11:00〜19:00
場所:下北沢 BONUS TRACK、世田谷代田仁慈保幼園 ピアッツァ
内容:マルシェ・レストラン・トーク・ワークショップ・展示(詳細はページ下部へ)
主催・運営:ワタシのミライ
*雨天決行。記録的豪雨や台風等、やむを得ない事情により中止する場合は、ワタシのミライHP/SNSにてお知らせいたします
*トーク・ワークショップのタイムテーブルや出店者の詳細は随時公開予定です。
*こども広場(世田谷代田仁慈保幼園 ピアッツァ)もあります。こちらは18:00までとなります。
コメントする